麻雀しながらFull house

役に立つ英語の知識と麻雀の面白さを世の中に発信するブログです(囲碁始めました)

雀荘業界

私が住んでいる某市では某大手チェーン店の一人勝ち状態で、個人経営や小規模の雀荘はとても苦しそうだ。そもそも雀荘というのはビジネスとして圧倒的に効率が悪い。立つか分からない卓のためある程度従業員を常駐させておかないといけないし、仮に一人お客さんが来てメンバー三人で相手をしてもこれは人件費を考えると赤字になる。そう考えるとやはり集客力のある大きくて、立地の良い店が勝つのは至極当然のことだと思える。お客さんがある程度来れば収入もあがり、相対的な人件費は減る。閑古鳥が鳴いているような雀荘では売り上げがあがらない、さらにお客さんが少ないから客に対するメンバーの比率が大きくなり、卓がたっても正味の利益が残らないという負のスパイラルに陥る。

また、メンバーは自分が麻雀で負けた分は基本的には自分の給料から支払わなければならないためメンバーにとっても雀荘で安定した収入を得ようというのは一般的に難しい。

別に雀荘のダメ出しをするためにこういうことを書いてるわけではなくて、なんとかならないものなのかなー。いっそメンバーの貸し出し業をやったほうがうまく行くような気もする。セットだけにするというのも手ではあるが、私自身はフリー麻雀の醍醐味は麻雀うんぬんというよりも、一人で気軽に入って知らない人と一緒に遊べることだと思っているので、セットだけになると本来の良さが消えてしまい残念だなと思う。

一人で気軽に入って、と書いたがこれはほとんどの人に当てはまらないのが現実だ。一般的に雀荘のイメージはお世辞にも良いとは言えず、というか最悪で、雀荘に入ったことのない若い子がちょっと行ってみよう!となるとは考えにくい。この入りにくさは小規模な雀荘になればなるほど顕著になる。最近では麻雀カフェのようなものができてきて、これが世間の麻雀のイメージをよくしてくれれば良いなと思う。

限られた人種じゃなく、ごく普通の人がそれこそスタバに入るような感覚で入り、麻雀を楽しめる場所、そんな場所ができてくれればいいなーと思いつつ、自分は何をするでもなく今日も雀荘へ向かう。