麻雀しながらFull house

役に立つ英語の知識と麻雀の面白さを世の中に発信するブログです(囲碁始めました)

じいちゃんと麻雀と囲碁

おととい、今年84になるじいちゃんが肝臓がんの手術を受けた。以前にも肝臓がんの摘出手術を受けており、今回は全体の1/4ほどを取り除いたそうだ。手術はうまく行ったが体力が落ちていて退院には時間がかかるらしい。次にまた再発したら今度は手術は難しいと医者は言い、じいちゃんも次は手術をしないと言っている。もう84だからそういう時期なんだと、母は悲しそうに言っていた。

 

じいちゃんにとって私は初孫で小さなころから溺愛されてきた。長期の休みにはいつも福岡のじいちゃんの家に行くのが楽しみで、行くたびにおもちゃを買ってもらい、ゲームセンターに連れて行ってもらい、パターゴルフや囲碁を教えてもらった。残念ながら囲碁は覚えることができなかったが。じいちゃんは自分の小遣いのほとんどを孫に費やしていたと思う。

福岡の大学に行ったのもそんな楽しい思い出の詰まった福岡が好きだったからだ。大学時代はしょっちゅうじいちゃんの家に遊びに行った。麻雀を教えてくれたのも自称麻雀の神様のじいちゃんだった。今では碁会所に通うのが趣味のじいちゃんだが、かつてはギャンブル大好き人間だったらしい。肉親の中で唯一麻雀の神様からギャンブル好きの血を引き継いだ私はすぐに麻雀に熱中するようになった。麻雀を覚えてからは行くたびにばあちゃんとじいちゃんと私の三人でビールを飲みながら麻雀をした。東京の大学院に入ってからは中々遊びに行くことができなくなったが、帰るたびに喜んでくれ、一日中飽きもせず麻雀をした。

どこか旅行に連れていってあげたり何かしてあげたいと思っていながら今まで全くできていない私だが、じいちゃんは時々帰ってきて麻雀をして話を聞かせてくれるだけで嬉しいのだと母やばあちゃんは言う。今までしてきてもらったことを思うと、一緒に麻雀するだけでいいのかなという気持ちもあるが、それで喜んでくれるならそれでいいかなとも思う。そして他に何かできることはないかなと考えたとき、偶然にも今、じいちゃんの趣味である囲碁を覚え始めている。じいちゃんの退院予定は7月であるから、それまでに覚えれば一緒に囲碁が打てる。これは絶対楽しんでくれるはずだ。今はルールを覚えた程度のレベルだがなんとか7月までに強くなってじいちゃんと互角に打てるようにしたい。これから一か月余りだが頑張って囲碁を覚えたいと思う。

じいちゃんと対局予定日は7/8である。それまで囲碁シリーズとして私の成長過程を記していき、7/8日の対局を最終記事としてこのシリーズを完結させたいと思う。